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ひろ

Author:ひろ
「ぼくたちは移行期の地球をサポートするために生まれてきた」(彩雲出版)の著者

神奈川在住 二児の母 出産時に幽体離脱体験を経験。目に見えない世界が存在することを受け入れた時から不思議な体験が始まり、目に見えない世界の探求を始める。

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ターニングポイント

 本当の故郷を思い出してからひと月後、私は二人の子を連れて家を出た。大自然の中にある小さな学校にどうしても子どもたちを通わせたかった。町の学校教育から守らなくちゃという思いが強かったという方が正しいけれど。塾やゲーム三昧の生活が当たり前になるのだけは避けたかった。そして私自身も町の生活から離れて自然のエネルギーを存分に感じながら暮らしたいと心から望んでいた。もう旅行先で自然のエネルギーに触れて帰ってくるだけじゃあ満足できない自分になっていたから。

 とはいえ、移住先が見つかるまでの間も引っ越しの準備をしている間も私は何度も何度も自分に問いかけ続けた。「何が起こっても後悔しない?」子煩悩な父親から子供たちを離すことがどれほど残酷なことか誰に言われなくても十分わかっていた。みんなにうらやましがられるほどやさしい主人を一人にしてしまうことへの罪悪感もあった。
 自分の選択に足のすくむ思いを抱えながら、それでも答えはいつも同じだった。「後悔することはない。私はここを出ることになってる。」

 反対だと言いながらも経済的に支え続けてくれた主人には感謝の気持ちしかない。上の子が高校卒業するのを待って、私たち夫婦は7年半ぶりに一緒に暮らし始めた。7年半の間、もちろん楽しいことばかりではなかったけれど、私の人生にとっては宝物のような不思議な体験の連続とたくさんの気づきや学びを得る大切な期間だった。
 
 楽しい出会いもあれば、そうじゃない出会いもある。それでも学ぶテーマはおそらく全部決まっていて、それなりに楽しみながら学ぶか、トラウマになるような体験や葛藤を通して学ぶかだけなのかもしれない。そして私たちはどのコースを選択するかを自分で人生のターニングポイントで毎回決めることができる。
 両親や生まれた環境を変えることはできないけれど、実は生まれる前に自分で決めてきたとしたら?それが自分にとって最適な選択だと知っていて。
 私はそう確信できたときに思考回路が完全にひっくり返ってしまった。
 【どんなこともあとになれば必ず、あれでよかったんだってわかるようになるための体験や出来事が起きている】

 人間的な思考では理解できないことがたくさんある。理不尽なことやこの世の不条理を目にするたびに「もううんざり!」とやっぱり思う。でもそこを超えて、広大な領域にいる自己とつながれた時は「全てはうまくいく」ことになっていることを思い出せる。
 【言うは易し、されど行うは難し】 だからこそ日々精進!光存在とひとつになれたって、魂の故郷に行けたって、人間である自分にどっぷり浸かってしまえば、あっという間に不安や心配のエネルギーに捕まってしまうのだから。
 







































 
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テーマ : 伝えたいこと・残しておきたいこと - ジャンル : 日記

本当の故郷

  1999年9月(日記より)
 初めは夢だった。石油コンビナートのような建物がいくつか見える。次に私の意識は薄いベールの向こう側へ降り立った。前方には海が広がっている。その瞬間私は思いだした。
 (そうだった。私には本当のお母さんがいたんだ!自分はここで生まれたんだった。どうしてこんな大切なこと忘れてたんだろう?忘れられるはずなかったのに) 胸がいっぱいになった。私は目の前の海に向かって「お母さーん!」と叫びながら駆け出した。どこまでもやさしく包み込んでくれる圧倒的な愛の感覚が全身に広がっていた。母は姿かたちのある人間ではないことも知っていた。そう、私はこの愛のエネルギーから生まれたんだった。

 私は向こう側(三次元)の世界を思った。肉体の目から涙は出ていないことを感じながら、それでも心の底から激しく泣いた。(向こうでやるべきことをやったら、またここに戻ってこられる)私はそう自分に言い聞かせた。ここがどこかの星なのか高次元世界なのかはわからなかった。それでいいと思った。究極の母性エネルギーと思われる愛の世界に浸っていられる幸せ、そして自分の本当の母なる存在を思い出せたという安堵感。
 けれど、今はここにとどまり続けることはできないこともわかった。(もうぜったい忘れない)そう心に刻んだ。現実界に引き戻される感覚がやってきて、私はそっと目を開けた。

 本当の故郷、究極の母なる存在を思い出したという感覚は至福そのものだった。もう大丈夫だとも思った。(この世界でやるべきことをやれば、いずれあの場所に帰れる。やるべきことが何なのかはまだはっきりしないけど、きっと全てはうまくいく。地球は大きな変化を迎え、そして平和な星に生まれ変わるんだ)

 
 21世紀はもうすぐそこに来ていた。
 
 





































 

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UFO

 地球外生命体いわゆる宇宙人は存在すると本で読んで以来、本当にいるならUFOとか目撃したい、この目で見ない限り「知っている」ことにはならないんだからという思いは日々強くなっていた。
 中学生の頃、宝石箱をちりばめたような冬の満天の星空を見上げては(こわっ)とつぶやいていたことを思い出した。手が届きそうな星たちの圧倒的な存在感が不安定な心に突き刺さってこわかったんだと思う。だけど本を読むまではUFOとか宇宙人とか考えたことも興味を持ったこともなかった。
 
 ある日、夕飯の支度をしていると急に額の真ん中に何か説明のつかない感覚が走った。痛みはない。でもその部分に意識を集中しているとふいに(空を見なきゃ!)という考えが浮かんできた。すぐに二階にかけ上がり、窓から暗くなった空を見上げた。すると何もない空間にいきなりたくさんのオレンジ色の光が現れた。(鳥の群れが光ってるみたい)初めはそう思ったもののすぐに(母船か、、、)と思った。そしてそれは右方向へゆっくり動いてスーッと消えていった。ほんの数秒の出来事だった。
 なぜか感情は全く動いていない。うれしいとかやっと見れたとか騒いでもいいはずなのに、なぜか冷静だった。(みんなこうして見守ってくれている。いつでもここにいるよって教えてくれたんだ)そう思った。(ありがとうございます)そう心の中で何度も繰り返し伝え、台所に戻った。幼い子供たちはテレビの子供番組に夢中で、私の行動には気づいていない。

 夜空を覆うほど大きく感じたのは距離が近いと感じたからかもしれない。物質的な宇宙船だったのかどうかもわからない。ただオレンジ色の光がたくさんまとまって忽然と現れ、少しだけ移動してまた忽然と消えた。空を見なきゃと思ったのは彼らからのテレパシーだったかもしれないとは思う。



























 

テーマ : 伝えたいこと - ジャンル : 日記

不思議な夢

 この頃見ていた夢たち(日記より)

1.(とうとうその日がきたんだ!)私の意識は静かに上昇していった。
 遠い昔、同じことが起きた時には多くの人々と同じくパニックに陥り、肉体から離れてから目覚めたことを思い出した。(次のチャンスが来た時はもう同じ過ちを繰り返さない)そう心に誓ったことを思い出しながら、ようやくこの時を迎えられたことを心から喜び、安心していた。

2.亡くなったおばあちゃんが淋しそうにひざを折ってすわっている。私は愛おしい気持ちになってそっとおばあちゃんを抱きしめた。 おばあちゃんを抱きしめながら、子供の頃は両親の顔色を見てできなかったことを思い出していた。少し離れた所から両親が嫌そうな表情でこちらを見ている。(もう気にしない。おばあちゃん、大丈夫だよ)すると、上の方に真っ白な光が現れて私の意識はそれに吸収され、肉体の感覚がなくなっていった。
 目が覚め、私は布団の中で号泣した。(生きている間にやさしくできなくてごめんね)「家族なんだからもっと仲良くしてよ。もっとやさしい気持ちを持ってよ」そう両親に言えていたらおばあちゃんはあんな淋しい死に方をすることなかったのに、、、それでも今ようやくおばあちゃんを抱きしめてあげられたこと、そして真っ白な光に吸収された時に感じた圧倒的な愛の感覚に、私の心も救われた気がした。

3.宇宙空間。私は漆黒の闇の中に青く光り輝く星を見ていた。地球だと思った。見ていると日本の島が見えてきた。すると左隣から賢者を思わせる低くて深い声が聞こえた。「この星の小さな島国、その中でも北のはずれにある小さな村に生を選択したということはお前の自信のなさを物語っている」そして「お前のパートナーになる者の名前は、、、」と聞いた瞬間、主人の名前を言うか確認できると思い、耳を澄ませた。すると、その声はどんどん小さくフェードアウトするように消えていき、私の視点はスーッと地上に降りていった。そして体の中に戻ったと思った瞬間、目が覚めた。
 なぜか意図的にそうされたような気がした。(私の自信のなさ?まあ、確かに子供の頃から自信なんて身についてないけど。ってことはどういうこと?自信がないから楽なコースを選んだってこと?それとも、、、)答えはわからなかった。でもただの夢とは思えなかった。圧倒的な輝きを放つ地球はあまりにリアルで鮮明に脳裏に焼きついていた。









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永遠に生きる

 毎日食べるものに困らない生活。こうして雨風をしのげるちゃんとした家に住み、毎晩あたたかい布団で眠れる幸せ。世界を見渡せば、こんな恵まれた生活は当たり前のことじゃなかった。でも、、、だからこそ、、、世界中の人たち全員が一人残らず、こういう生活が当たり前になる未来を作るにはどうしたらいいんだろう?もっともっとと物欲にとらわれることなく、みんなが心地よい暮らしを享受でき、誰もが幸せを感じながら生きられる世界。戦争や争いなんてどこにもない世界。

 今ここに生きている私たちが未来を作っていくのだ。そして、日本人の私たちがまず目覚めることができれば、きっと世界を変えられるはず、、、当時の私は本当に純粋だった。
 「どうかこの者をお使いください。どんなことでもします」
 私は小さな自分を何か偉大なるものに捧げるイメージを描きながら、どうとでもお使いくださいという思いで眠りについた。世界中の人たちが幸せになれるなら何でもしたいと心から思った。


 初めは夢だった。
 中学まで住んでいた小さな村。私は通学で使っていた橋の上を歩いている。すると上空に小型の宇宙船が現われ、そこから「愛を実践しなさい」という少し厳しい口調の声が聞こえてきた。橋の途中で誰かが落ちそうになり、私はその人を助けた。
 巨大な宇宙船が屋根の上空に現われた。私は布団の中にいて、それを見上げていた。もう夢からは覚めていたと思う。
 私の意識が静かに体から抜け出して宇宙船に吸い込まれるように上昇していった。
  上昇していくと同時に、その宇宙船から太陽のように光輝くオレンジ色のローブを着た存在がスーッと降りてきて、私はそれとひとつになった。光そのものでありながら同時に意識を持っている偉大な存在のように感じた。その瞬間、私は人間という制限された小さな自己から完全に解放された。経験したことのない圧倒的な愛のエネルギーそのものになり至福の感覚に包まれた。私という個の視点はあるものの圧倒的な愛の中では完全にそれとひとつになり、どこまでが自分なのかわからなくなった。

 全てでありながら同時に個でもあるという感覚。分離されているものが何もない状態。ただ愛だけの自己でいるという強烈な感覚に圧倒された。

 (あー、私がこれをどんなに否定しようと拒否しようと遠い昔からずっと、そしてこれからも永遠にこの愛の中で生きていくんだ。切り離されていたことは一度もなかったんだ)
 私はたくさんの人生を生きてきたであろう自分を思い、そう心の中でつぶやいた。
 個の私が理解できたのはおそらくほんの一部だけだったと思う。それでもあの瞬間、私は生きとし生けるもの全てが大いなるただひとつの存在から創造されたこと、そして誰もが愛の中で生かされていることを知った。
 時間が流れている感覚はなかった。ただ「永遠」という未知の感覚が私の全身を貫いていた。それがワンネスと呼ばれる体験だったことを私はずっとあとになって知った。

 意識が肉体に戻され、私は静かに目を開けた。心臓がバクバクしていた。何が起こったのか理解できなかったものの、とんでもないことが起こったのだということだけはわかった。全身には微弱な電流のような心地いいエネルギーが流れ続けていた。たった今起こったことに、同じ部屋で寝ている主人と子供たちは全く気づかないまま眠っている。それがなんだかとても不思議に思えた。

 今のはただの夢なんかじゃない。でも誰がこんなこと信じる?
 誰もが永遠に愛され、見守られて生き続けているなんて、、、























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望郷の念

 やさしい主人にかわいい子供たち。お金はなくても幸せな毎日、、、なのに、この目で見えるものが全部色あせて見えるような感覚に戸惑いながらも私は決して思ってはいけないことを心の中で願うようになっていた。
(早くそちらに帰してください)自殺願望は全くないものの、目には見えないけれど存在する向こうの世界がただ恋しく、望郷の念に駆られる日々が始まった。

 霊的な体験は続いていた。でもつながるのは不安や恐れの感情に捕まっているような存在ばかりだった。時には(光の中に帰りなさい。ここはあなたがいる場所じゃありません)そう強い口調で説得することもあった。普段はものすごくこわがりな私がなぜ霊にはこんな強気なことを言えるのか自分でも不思議だった。

 (日記をつけよう)あまりに色んなことが起こり始めたので、忘れないよう記録しておかなくちゃという思いに駆られ、何年ぶりかで日記をつけることにした。中学生の頃から結婚するあたりまでつけていた日記。日々の出来事や自分の思いを文字にすることの心地よさを私は知っていた。















































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不思議体験が始まった

 夜ふとんに入って横になると全身に微弱な電流が走るようになった。それは金縛りの前兆でもあった。(くる、、、)何者かが体の上に乗っかってきた。中学生の頃から不定期に体験してきたことではあったけれど、何年も起きていなかった。それに加え、体の周りのエネルギーがふっと変化したかと思うと、耳元でブーンという音が聞こえてきたり、意識が体の上の方に出たりするようになった。

 誰かが乗っかってくる時は不快だったけど、体の外に抜け出した時はものすごい解放感に包まれた。ジェットコースターみたいにガーっと上がったり下がったりする感覚は窮屈な体の中から一時的にでも解放された気持ちになって、私はそれを心待ちにするようになった。なぜか怖いと思ったことは一度もなかった。どうしてだろう?たぶん、、、この世より怖いものなんてない、そんな思いが根っこにあったのかもしれない。


















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世界で起きていること

 初めて図書館に行った時、私はもう一冊の本を借りていた。当時たまたまテレビで見ていたマザーテレサの半生が書かれた本だった。自分の所有物はロザリオと着ている衣服のみ。電車に乗っていた時に神の声を聞き、世界で最も貧しい人々のために人生を費やすと決意し、実行に移した女性。「私は貧しき人々の中に愛するイエスを見ます」

 こんな人が自分と同じ時代を生きていることに衝撃を受けた。自分のことしか考えてこなかったことが恥ずかしかった。ストリートチルドレンや難民、人身売買の実態をルポした本も読んだ。今この瞬間、世界中でこんな理不尽なことが起きていることに驚きながら、何も知らなかった自分、知ろうともしてこなかった自分を心から恥じた。

 (今の私に何ができるんだろう?)ささやかな家族旅行もできないと嘆いていた自分が情けなかった。とにかく何かしたい、しなくちゃという思いでいっぱいになった。そして苦しい家計の中から少しの金額だったとは思うけれど、毎月何か所かの団体に寄付するようにした。当時の私は誰かのためにというよりは罪滅ぼしという気持ちが大きかった。自分のことしか考えてこなかったことに対する罪悪感。今思えば、何もそこまで思わなくてもよかったのにとも思うけれど。

 同時進行で、私は目に見えない世界の話が書かれた本を図書館の本棚で見つけてはむさぼるように読んでいった。当時は今みたいにスピリチュアル関連の本は少なく、キリスト教やユダヤ教、仏教の教えが書かれた本も読んだ。むずかしいことはよくわからなかったけれど、どの宗教も愛の重要さを説いていた。でも、、、宗教は世界を救っていない。マザーテレサが信仰しているカトリック教は想像を絶するほどの残酷な行為を働いてきたことも知った。

 自然と、私の興味は目に見えない世界での体験談や死後の世界を垣間見たという人の本に絞られていった。
 そして、目に見えない世界は存在すると受け入れたとたん、さまざまな霊的体験が始まった。



















































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人生を変えた一冊の本

 「世界で何が起こっているのか知りなさい」ということばに導かれ、私は図書館の書棚から一冊の本を見つけた。
 そして、その本を読み終えたあと、私の人生観は大きく変わってしまった。まさに「青天の霹靂」だった。
 当時(1992年)はまだ異常気象とか地球温暖化ということば自体、あまり知られていなかった。本のタイトルを見た時も(地球って異常気象なの?)と思った記憶がある。

 家に帰り時間を見つけて、私は一気にその本を読み終えた。読みながら心の中では(何?これ、、、え?まさか、、、)と感じたことのない感情に翻弄されながらも(でも、、、きっと本当のことなんだ)と確信していた。

 病院で私が体験したのは「幽体離脱体験」というものだった。世界中で、しかも何の修行もしていないごく普通の人々が体験し始めていると書かれていた。臨死体験と呼ばれる死後の世界に行って戻ってきた人たちの体験もぞくぞくと報告されているとのことだった。そういう体験を世界中から集めている学者がいるらしい。

 そのうえ、地球の上空には地球外生命体いわゆる宇宙人たちが大勢いて、危機的な状態にある地球を心配してさまざまなメッセージを地球人に送ってきているという。それを受け取ったという地球人のことも書かれていた。(え?宇宙人?)UFOの写真や目撃談もたぶん載せてあったんじゃないかと思う。もう手元にその本はないため、確認はできないけど。
 とにかくそれまで聞いたことも信じたこともない話のオンパレードに、頭の中が真っ白になりながらも(とんでもないことを知ってしまった。でももうなかったことにはできないし、忘れるなんてこともできない)と思った。神?創造主?死後の世界?宇宙人?
 
 (知りたい!)今まで誰もそんなこと教えてくれなかった。それにやっぱりあれはただの夢なんかじゃなかった。あの体験をしていなかったら興味を持つこともなかったと思う。でも私は体験し、決して忘れることのできない強烈な感覚がまだ鮮明に残っていた。
 体の中に戻った時の拒否反応を伴う強烈な不快感、そして赤ちゃんがこちらの世界に降りてきた時に見たよく知っている(と感じた)セピア色の淋しい公園。体の外にいた時に感じた心安らかな感覚。何よりあの時、私は向こうの世界とこちらの世界がつながっていることを当たり前のように知っていた。目に見えない世界のことなんて考えたこともなかったのに。

 (一刻も早くみんなに教えなくちゃ、地球はこのまま行くと大変なことになる)さっそく主人や友達にも本を読んでもらった。もちろん私の体験談も話した。みんなこれは大変って思うだろう。一人でも多くの人たちとこの情報を共有してできることから始めなくちゃ。

 けれど私の想像していた反応は返ってこなかった。(え?なんで?)信じられなかった。落胆もした。そしてこういう話は気軽にしてはいけないのだということを私は学んだ。

























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はじまり

 二人の子の育児に追われている間も病院での出来事が時々ふっと頭の中によみがえった。
 (ぜったい夢なんかじゃない。幻覚?違う!だって麻酔がかかってるのに女の子ですねって声が聞こえたし、1分違いですべり台から降りてきたもう一人の女の子も新生児室で見たもの。それに、、、人は死んでもそれで終わりじゃない。死んでもそう悪い所にいくわけでもない。だって体の外に浮いてた間、今まで感じたことのない幸せな感覚に包まれてたもの。でも、、、いったい何が起きたわけ?あのとき、、、)思い出すたびに自問を繰り返すものの、答えは出てこなかった。ヒントになるようなことを教えてくれそうな人も見当たらなかった。
 そのうち頭の中に、声はしないものの誰かが話しかけてくるような感覚を受け取るようになった。私が病院でのことを思い出すたびに同じような感覚になった。それとも思い出すように誘導されてたんだろうか?

 「今地球で何が起こっているか知りなさい」いつも同じことばだった。女性のようでもあり、中性的な存在にも感じた。それとも複数だったかもしれないと今は思う。
 でも私は無視し続けた。二人の子育てで精いっぱいだったし、家のローンが始まった直後バブルがはじけて残業がなくなり、我が家の経済状態はかなり危険な状態になっていた。世界で何か起こってるかなんて気にしてる場合じゃなかった。来月のお米代を心配しなきゃいけなくなったんだから!
 (なんで家なんか買っちゃったんだろう?あと2か月待ってたら家なんか絶対買わなかったのに、、、このまま一生、ローン地獄に追われて、ささやかな家族旅行もできない日々が続くの?なんでこんなことに、、、)
 後悔の日々、、、でもこうも思うようになっていた。(帰りがあんなに遅かった主人が毎日定時で帰ってくるようになった。そして毎日家族4人で晩ごはんを食べれるようになった。みんな健康で、貧しくても楽しい我が家ってこういうことをいうんだ。幸せじゃない、私)

 とはいえ家計のやりくりは本当に大変で、これから先のことを考えるとお先真っ暗だった。後悔の念と感謝の思いを行ったり来たりの日々。その合間を縫うように、声なきことばは繰り返し頭の中に話かけてきた。
 ついに私はその声に答えることにした。半年ほど経っていた。
 「わかった。世界で何が起こってるか知ればいいんでしょ?知れば!」でもどうやって?今は本を買う余裕なんてない。
 (図書館!)私は学校の図書室以外、図書館なんて場所に行ったことがなかった。育児書以外の本を読みたいと思うこともなかったのだ。

 私は自転車に二人の子を乗せて町の図書館まで走った。登録を済ませ、子供たちが飽きないうちに本を探さなきゃと本棚にある本を見て回った。
 世界で何が起こっているかがわかる本。ヒントはそれだけだった。

 そして、あるコーナーに並んでいた一冊の本のタイトルに目が留まった。
 「地球の異常気象はなぜ起こるのか?」そんなタイトルだった。著者の名前を見ると工学博士の肩書がついている。(へんな宗教の本じゃなさそうだ)中身をよく見ることもしないで、私は子供たちを連れてカウンターに向かった。


























 
 

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